陰鬱な町で奇妙な品を鑑定する
怪しげな品々が持ち込まれる古物商を営み、客の持ち込む相談を解決していくパズルアドベンチャーです。舞台となるのはダークな空気が漂う陰鬱な町アンダーメア。プレイヤーは店主としてカウンターに立ち、不可解なアーティファクトを手に入れて鑑定を進めます。町の住人たちが抱える奇妙な厄介事は、手持ちのコレクションを適切に提供することで道が開けます。
探索と推理が絡み合います。手元に届く古物は最初から用途が分かっているわけではありません。形状や質感、刻まれた印といった手がかりを調べ、図鑑の記述と照らし合わせながら正体を突き止めます。前作にあたる『Strange Horticulture』の植物から古物へと主題を変え、持ち主たちの奇妙な物語へと踏み込んでいきます。
自由度を増した調査と机の整理
鑑定の手法が広がりました。前作よりも多彩な方法で対象を調べられるようになり、じっくり観察して答えを導き出す手応えが増しています。自分の手で作業机を使いやすいように片付けたり、図鑑を整理したりできる仕組みも好評です。散らかりがちな資料や道具を自分のやりやすい配置に整える作業そのものが、店主としての没入感を支えています。
店には愛らしい猫がいます。日々の鑑定作業の合間にカウンターにいる猫を撫でられ、陰鬱な世界観の中で心地よい息抜きになっています。ポイント&クリックで淡々と品物を吟味する時間と、猫と触れ合う静かな時間がうまく噛み合っています。フルコントローラサポートに対応しており、DUALSHOCKなどのコントローラーを使っても机の上の作業を進められます。
手探りゆえの難しさと周回の不便さ
謎解きには理不尽さも残ります。ヒントの表現が曖昧な場面があり、意図が汲み取れずに詰まってしまうとの声も。世界観のミステリアスな雰囲気を大切にしている反面、何を求めているのかが分かりにくい謎に直面したときは納得感を得にくい瞬間があります。
周回プレイへの配慮は不足気味です。エンディング一覧が用意されていないため、どの結末を見たのかの確認に手間がかかります。周回を重ねる際に一度埋めた図鑑のデータが引き継がれない仕様も指摘されており、すべての要素を繰り返し遊び尽くそうとすると同じ調査手順を再度踏む煩雑さが目立ちます。
過去最安値に並ぶ1,300円
評価の高さは数字にも表れています。Steamに寄せられた3,600件のレビューのうち、好評率は95%に達する「圧倒的に好評」の判定。開発を手がけたBad Vikingが描く陰鬱で魅力的な世界観と、頭をひねる謎解きの面白さが支持を集めています。
2025年9月17日に配信された本作は、現在35%オフのセール中です。定価2,000円のところ、10月15日までは1,300円で購入できます。IsThereAnyDealの記録によると、この1,300円という価格はSteamにおける過去最安値と同額です。WindowsとmacOSの両方に対応しているため、机の上の謎解きに腰を据えて挑みたいなら選びやすい機会になっています。
