怪しい穴に果実を投げ入れて稼ぎを増やす
『Berry Bury Berry』は、収穫したベリーを庭の不気味な穴へ次々に投げ込み、得た資金で設備や穴そのものを広げていく一人称視点のインクリメンタルアドベンチャーです。画面いっぱいに広がるカラフルな色彩と、どこか不穏で超現実的な空気が混ざり合う庭園を舞台に、果実の育成と投下をひたすら繰り返します。
発売日は2026年1月29日。通常価格920円のところ、10月22日までは30%オフの644円で購入できます。開発を手がけたのはGet(Color) Gamesで、販売は同スタジオとBlack Lantern Collectiveが共同で担当。Windows環境で動作し、DUALSHOCKを含む各種コントローラーでの操作に完全対応しています。
強化の連鎖と深まる庭の謎
基本の遊びは極めて直感的です。実った果実を物理演算の効いた手元でもぎ取っては穴へ落とし、手に入れた資金を次の設備投資や穴の規模拡大へと注ぎ込みます。テンポよく能力が向上して稼ぎの桁が跳ね上がっていく手応えが心地よく、やめ時を見失わせる中毒性を生み出しています。操作やシステムに無駄な引っかかりがなく、ストレスの少ない軽快さで資産を増やせます。
奇妙なのは庭の空気。ただ数値を増やすだけでなく、なぜ自分はこの怪しげな庭から出られないのかという真相に迫る謎解きが組み込まれています。言葉を交わすベリーの仲間たちと親交を築きながら、穴を動かし、あらゆるものを埋めていくことで物語が進展。プレイヤーの辿る道筋に応じて結末が枝分かれするマルチエンディングを採用しており、精神的な不気味さを漂わせる世界の背景を解き明かす楽しみがあります。
好評のテンポ感と酔いへの注意
評価の高さは数字に表れています。Steamに投稿された9,059件のレビューのうち、98%が好評を投じる「圧倒的に好評」を獲得。強化の連鎖が小気味よく続くゲームスピードや、不穏さを帯びたストーリー展開が絶賛されています。
気になる点として挙がるのは視点周り。激しく動き回る一人称視点のゲームであるため、人によっては画面酔いを感じやすい構造です。もっとも、画面酔い対策の設定項目が充実しており、視界の揺れや視野角を自分好みに細かく変更できる点はフォローとして評価されています。また、庭を拡張する際に立ち塞がる壁を破壊する作業に少し手間がかかり、軽快に進む他の行動に比べて作業感が強く残るという不満も寄せられています。
